ラット経口投与における吸収動態 - 丸共水産株式会社

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ラット経口投与による吸収性試験

エイ軟骨由来コンドロイチン硫酸オリゴ糖の経口摂取における吸収性を調べた。

試験方法
ラットに被験物質(高分子コンドロイチン硫酸、コンドロイチン硫酸オリゴ二糖、プロテオグリカン)を各400mg/head単回投与し、24時間の糞および尿を全量回収した。

それぞれの糞および尿をコンドロイチナーゼABC消化し、含まれるコンドロイチン硫酸量をコンドロイチン硫酸二糖としてHPLCで定量した。

RESULT

ナノ型コンドロイチンの構成成分であるコンドロイチン硫酸二糖は経口投与によって吸収され、尿中に排泄されることから、消化管から血中へ移行することが確認された。

 
一方、高分子である従来型の高分子コンドロイチン硫酸やプロテオグリカンは、尿中に検出されず経口投与によって吸収されないことがわかった。
考察
■高分子コンドロイチン硫酸やプロテオグリカンは尿中および糞便中にも検出されず、体内ですべて消失している。つまり、大腸の腸内細菌によって代謝されたと考えられる。このことは、消化管での吸収は腸内細菌が少ない小腸などの上部腸管で行われ、それより下流では腸内細菌によって分解されるが、それ自身に利用されてしまうため、宿主の栄養素としては吸収されないことを示している。
(但し、難消化性糖鎖は腸内細菌の代謝産物として短鎖脂肪酸に変換され、宿主が利用しているとの報告があり、定説となっている)

経口摂取による吸収機構においては圧倒的に分子量依存性があり、コンドロイチン硫酸を経口摂取し健康効果を期待するためには、吸収される「ナノ型コンドロイチン」以外の選択肢は無いと考えられる。
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